2018年2月1日木曜日

No. 122『地域振興と観光産業のかかわりについて2018』3月号 "About the involvement of the tourism industry and regional development" March issue

2018.0301

【国際的人気観光地】The international popular tourist destinations (2/15の三重ふるさと新聞掲載)

 2020年までには4000万人のインバンウンドが欲しい。それが日本の数値目標である。一方、首都圏偏重の是正、地方都市への分散も課題だ。その為には地方都市の情報発信力の強化も求められている。だが、実際問題として地方都市には東京なみの情報量はなく、方法論も確立してはいない。
 いったいどうしたら人気を得る事ができるのか?
 言うまでもなく、人気観光地とは知名度のある所である。この点、最も人気なのは首都圏であり、日本一の観光地が東京である事に今や異論を挟む余地はない。
 次が、世界的な名所・旧跡である。その情報は、今にちでは世界遺産の概念によって知られているが、それ以前は、書物・文献、旅行社ガイダンス・映画が広報に貢献し、20世紀後半にはテレビによって爆発的に知れ渡るようになった。つまり、それはメディアの商業投資のおかげであり、そのモチベーションは公共放送を除くと専らスポンサーのお金儲けにあった。
 多くの人気観光地は、そのようなプロセスを踏んで有名になってきたと言えるのだ。
 この点において、ネットを通じた動画サイト等の発達は、全く新しい情報伝達を可能にしたかに見える。だが、これはまだ『ドラマチックな追体験』を求めるものには至ってはいない。選択肢を無限に広げただけで、不特定多数に対する所謂"ブーム"が起爆していない。映画やTV番組ならば、感情移入できるキャラクターの背景としてロケ地が視聴者に記憶されるが、『ドラマトゥルギー』が未熟なネット動画にはそれがないからである。
 人気観光地と呼ぶには少しニュアンスが異なるが、有名所には宗教聖地や貿易拠点として知られた場所もある。メッカや伊勢、或いは港湾都市がいい例だ。しかし、それらへの帰属意識は限られており、その知名度は強い目的意識によって維持されているに過ぎない。私は過去に何度か『観光客』の定義を試みてみたが、こういった場所を観光地と呼ぶのには違和感を持つ。日本語における現代の『カンコウ』にはレジャー的意味合いが強く、お参りまで観光(サイトシーイング)扱いするのは非礼に感じるからである。
 ちなみに国連世界観光機関では、観光を『サイトシーイング』ではなく『ツーリズム』としている。これは広義的解釈が可能であり、国際的な人気観光地に到着したのは、観光客のみならず幅広い訪問者も含むということになる。『ビジネス』でもOKだ。とはいえ、統計上の分類では24時間以上の滞在を『ツーリスト(滞在者≒観光客)』とし、それ未満は『ビジター(日帰り≒訪問者)』としている。
 閑話休題。国際的な人気観光地には、他所にはない要素がある。それは、映画やテレビなどで不特定多数の人々にインプットされた地名であり、感情移入可能な登場人物が非日常的状況によって形成されたイメージをお客さんが再現できるかどうかにある。『ドラマトゥルギー』のないニュース番組にはそれがない。例えば、2016年にG7サミットが三重県志摩市で開催されたが、その開催地は世界的に有名になったのか?
 その答えは、日本人がエルマウ、タオルミナ、ラ・マルベイを知っているのと同程度でしかない。つまり、殆ど誰も知らないのだ。ブランディングに役立ったとは言い切れないのである。ブランディングといえば、日本も1992年に条約に批准して発効した、先に触れた『世界遺産』がある。だが、その知名度の明暗も『ドラマトゥルギー』が有るか無いかによって顕著である。
 2016年に国連世界観光機関が開催した『遺産観光に関する国際会議』では、保存と活用、観光資源の磨き上げ、持続可能な活用というテーマで、UNESCOの取り組みについても少し触れた。だが、保存には維持費が不可欠なのに、プロモーションの為のセオリーはなかった。例えば、長崎の『端島(軍艦島)』の整備活用計画では、護岸、採炭生産施設の一部、幹部社宅三号棟だけでも、約108億円が必要だとされている。2019年に開催される『UNWTO/UNESCO 観光と文化をテーマにした国際会議』では、この要素も加えてほしいものである。
 顕著な『ドラマトゥルギー』の影響は、しばしば名作と呼ばれる映画のシーンとオーバーラップする。特に、007映画のような世界的景勝地を求める映画のロケ地は観光地としても成功しており、今ではそれを逆手にと、イギリス国内でさえ主要舞台となっている。周知の如く、このシリーズに世界遺産の遺跡が沢山カメラに収められ、実のところ『軍艦島』も007映画のロケ地にはなった。しかしながら、カメラこそ入りはしたものの、ストーリー展開上それが日本の長崎である事についての言及は一切無く、マカオ沿岸の『デッド・シティ』として扱われていた。
 長崎市の観光統計によると、映画公開年2013年の訪問者数は151,567人で、2014年が183,996人、2015年が266,620人、2016年が272,619人だった。2015年の世界遺産登録を以ってしても、前年よりも82,624人増えただけ。インバンウンドも含めて、年間平均218,700人しか来ていないのだ。これでは世界中から訪問者が追体験を求めて殺到しているとは言い難い。年間約420万人で閉店した『サンバレー』の、おおよそ二十分の一である。

We want to the inbound of 40 million people until 2020, it is Japan's numerical target. Meanwhile, it is a matter of rectifying the unbalance to the metropolitan area and dispersing it to local cities too. For that purpose, it is necessary to strengthen information dissemination capability of the regional cities. But, as a matter of fact there is no information volume comparable to Tokyo to the regional cities, and not established a methodology either.
What is the way to gain popularity anyway?
Needless to say, the popular tourist destinations are famous places. The most advantageous places in this respect is the metropolitan area. In now, there will be no one opposed to the fact that the best tourist destinations in Japan is Tokyo.
The next, the world sights and the historic sites. Although that information is now known by the concept of World Heritage, in the before that, books, literature, travel agency guidance, and movies contributed to publicity, and in the latter part of the 20th century it became known explosively by TV. In other words, this is thanks to commercial investment by the media, and the main motivation was to improve sponsor's profitability, except for public broadcasting.
It is no exaggeration to say that many popular tourist destinations have become famous through such processes.
On this regard, the evolution of video sites and the like via the Internet seemed to be able to convey totally new information. However, this has not yet reached the evoke desire to seek a "dramatic re-experience". it just expanded the range of choice infinitely. there is no boom phenomenon to unspecified majority. in the case of movies and TV shows, that place is recollection by viewer as the background of the main characters who can empathize, but Internet video does not have it. because its "dramaturgy" is immature.
Although it is slightly different in nuance to call it a popular tourist destination, in a famous place also there are places known as religious sanctuaries and trade bases. Mecca, Ise, or a port city is a good example. However, their belonging sense is limited. Its famousness is maintained by a strong purpose consciousness only. I feel a sense of incompatibility is about calling these places a sightseeing spot. because, although I attempted to define "tourists" several times in the past, Japanese "kanko" have the meaning of leisure is strong. I think that it is rude to treat it as a sightseeing until participating to the religious occasions.
Incidentally, at UNWTO it is a "tourism" rather than a "sightseeing". this is possible a broad interpretation, and who have reached the International popular tourist destinations is that it include not only sightseeing guests but also a wide range of visitors. it is even "business" OK. However in statistical classification, those who stay 24 hours or more are considered "tourists", and those less than that are considered "visitors".
Return to theme. In international popular tourist destinations, there are elements not found in other places. That is a place name input to an unspecified number of people by such as movies, TVs, and it is whether the visitor can reproduce a virtual image formed by situations in which the emotion-transferable main characters are different from ordinary situations. because not have "dramaturgy", there is no that in news programs. For example, in 2016, the G7 Summit was held in Shima ctiy Mie Prefecture, but did the venue become world famous?
That answer is the same degree as Japanese people know Ellmau, Taormina and La Marbay. That is, almost no one knows. it can not be said that it was useful for branding. Speaking of branding, there is "World Heritage" that came into effect by ratifying the treaty in 1992 also in Japan, at I mentioned earlier. But, light and dark of also that name is remarkable by the presence or absence of "dramaturgy".
In the "International Conference on Heritage Tourism" held by UNWTO in 2016, the theme was Preservation and utilization, Refinement of tourism resources, and Sustainable utilization,  and mentioned a little about UNESCO's effort too. however, despite the maintenance fee being indispensable for preservation, there was no theory for promotion. For example, in Nagasaki's "Hashima Island" development and utilization plan, it is said that about 10.8 billion JPY is necessary even in the shore protections and the part of coal mining production facilities and the executive house's No. 3 building only. I hope that this element will be added at the "UNWTO / UNESCO International Conference on Tourism and Culture" to be held in 2019.
The remarkable influence of "dramaturgy" often overlaps with the scene of a movie called masterpiece. Especially, the place of the movies seeking a world scenic spot like Bond movies has also been successful as a tourist destination, and it conversely in now, it even domestically as major stages. As well known, in this series, many World Heritage sites are in the camera. Actually, "Hashima Island" also became the place one of the Bond movies. however, although the camera entered, there was no mention of it being Nagasaki in Japan at all on the Storys development. It was treated as a "Dead city" in near Macau's coastal area.
According to tourism statistics of Nagasaki city, the number of visitors 2013 when movies were released  was 151,567 people, in 2014 was 183,996 people, in 2015 was 266,620 people, and in 2016 was 272,619 people. by even the registration of World Heritage in 2015, it increased by 82,624 people only that more than the previous year. there are only 218,700 visitors a year on average, including inbound. In such a thing it is hard to say that travelers from all over the world are flooded to seek re-experience. This is about a one twentieth of "Sun-valley" of Tsu city. it was closed as decreased to about 4.2 million people a year.

【007は世界遺産の番号】007 is a Number for the World Heritages

 タイ政府は2015年、パンガー湾などを含めたタイ南部のマレーシア国境からプーケット島に至るアンダマン海沿岸の世界遺産登録準備を進めていたが見送った。資料不足の為だ。ところが、2018年1/8のグローバル・ニュース・アジアによると、タイ政府は再び登録申請の準備に入った事が分かった。ここでは、007シリーズ第9作『黄金銃を持つ男(1974)』が撮影され、"ジェームズボンド岩"が人気を集める"ピンカン島"がある。これは、何もなかった所が映画によって世界的観光地になった典型的な例である。
 1962年からスタートしたこの映画シリーズは、これまで沢山の名所・旧跡をカメラに収めている。そして、これらの幾つかはその後世界遺産になっている。
 まず最初に、シリーズ第2作の『ロシアより愛をこめて(1963)』では、1985年に世界文化遺産に登録されたイスタンブールの"アヤソフィア大聖堂"や"地下宮殿"にムービーカメラが入り、1987年に世界文化遺産に登録された"ヴェネツィアの潟"がこの映画のエンディングを飾った。
 続いて、シリーズ第5作の『007は二度死ぬ(1967)』では、1993年に世界文化遺産に登録された日本の"姫路城"にカメラが入り、シリーズ第7作の『ダイヤモンドは永遠に(1971)』では、2010年に世界文化遺産に登録された"アムステルダムの運河"が登場した。
 シリーズ第10作の『私を愛したスパイ(1977)』では、1979年に世界文化遺産に登録された"エジプトの"メンフィスとその墓地遺跡・ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯"が登場した。ちなみに、この映画の海底シーンは日本の沖縄なのだが、映画の上ではサルディニア近海だった。
 シリーズ第11作の『ムーンレイカー(1979)』では、前述の"ヴェネツィアの潟"から運河サンマルコ広場と、1984年に世界自然遺産に登録された"イグアス国立公園"のが登場、1979年に世界複合遺産に登録されたグァテマラの"ティカル国立公園"の遺跡が、スペースシャトルの管制基地となった。イグアスの滝に落ちるモーターボートからハンググライダーで脱出したボンドは、ティカル遺跡の近辺に着地していたが、数分で数千キロも飛んでいたことになるのだ。
 シリーズ第12作の『ユア・アイズ・オンリー(1982)』では、1988年に世界複合遺産に登録されたギリシャの"メテオラ"の修道院と、2009年に世界自然遺産として登録された"ドロミーティ"のコルティーナ・ダンペッツォが登場。また、2007年に世界文化遺産として登録された"ケルキラ(コルフ)歴史地区"では、 この島にオーストリアのエリザベート皇后が建てたアレキオン宮殿でカジノの場面が撮影された。
 シリーズ第13作の『オクトパシー(1983)』では、同年に世界文化遺産として登録されたインドの"タージ・マハル"が登場。ちょうどこの年、シリーズ番外編のボンド映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983)』も公開された。この映画には、1980年に世界文化遺産に登録されたシリアの"パルミラ遺跡"が登場したが、周知の如く、この遺跡群はISISによって甚大な被害を受けた。
 シリーズ第14作の『美しき獲物たち(1985)』では、1991年に世界文化遺産に登録された"パリのセーヌ河畔"よりエッフェル塔が登場。
 シリーズ第15作の『リビング・デイライツ(1987)』では、1996年に世界文化遺産として登録された"シェーンブルン宮殿"や、2001年に世界文化遺産として登録された"ウィーンの歴史地区"が登場。また、冒頭に登場したジブラルタルも、2016年に"ゴーラム洞窟複合地帯"が世界文化遺産として登録されている。
 シリーズ第17作の『ゴールデンアイ(1995)』では、1990年に世界文化遺産に登録された"サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群"が登場。シリーズ第19作の『ワールド・イズ・ノットイナフ(1999)』には、2000年に世界文化遺産に登録されたアゼルバイジャンの"城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔"が登場した。
 シリーズ第21作の『カジノ・ロワイヤル(2006)』では、三度 "ヴェネツィアの潟"が登場。なお、タイトルロールのカジノはフランスのロワイヤルレゾーではなく、劇中ではモンテネグロとなっていたが、実はチェコのカルロヴィ・ヴァリにあるスパで撮影された。カジノロワイヤル・ツアーはモンテネグロでは成立しないようである。
 シリーズ第22作の『慰めの報酬(2008)』では1995年に世界文化遺産として登録されたイタリアの"シーエナの歴史地区"が登場。
 シリーズ第23作の『スカイフォール(2012)』では、1997年に世界文化遺産として登録された"マリタイム・グリニッジ"と"ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院、聖マーガレット教会"が登場、1988年に世界文化遺産として登録された"ロンドン塔"と"カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン修道院、聖マーチン教会"も登場した。また、2015年に世界文化遺産として登録された"明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業"の軍艦島(端島)も、中国領のデッド・シティとして登場している。
 シリーズ第24作の『スペクター(2015)』では、1987年に世界文化遺産として登録された"ブレナム宮殿"と"メキシコシティの歴史地区とソルミルコ"が登場した。
 お気づきのように、既に多くの場所では、登録前から国際的な知名度があり、それが世界遺産登録によって更に強化された。世界遺産のブランディングで人気を得た訳ではないのだ。

In 2015, the Thailand government was preparing to apply for the registration to the World Heritage site of the Andaman Sea coast from the Malaysian border in southern Thailand including Phangnga coast to Phuket Island. But it was sent off due to inadequate materials. However, according to Global News Asia on January 8, 2018, it turned out that the Thailand government has prepared for registration again. In here is "Khao Phing Kan" where the James Bond series 9th movie "The Man With The Golden Gun" was filmed, and "James Bond rock" is gaining popularity. this is a typical example that an place that did not had anything became a world tourist destination by the movie.
This series of movies, which began in 1962, has included many sights and historical sites in the camera. And, some of these have become World Heritage afterwards.
First of all, "From Russia With Love(1963)" of the 2nd movie on the series. in this movie, a movie camera entered on Istanbul's "Ayasofya" and "Basilica Cistern" registered in World Cultural Heritage in 1985. Also the "Venice and its Lagoon" registered in World Cultural Heritage in 1987 decorated the ending of this movie.
Next, "You Only Live Twice(1967)" of the 5th movie on the series. in this movie, camera entered in Japan's "Himeji-jo" registered in World Cultural Heritage in 1993. And, In "Diamonds are Forever(1971)" of the 7th movie on the series is "Seventeenth-century canal ring area of Amsterdam inside the Singelgracht" registered as World Cultural Heritage in 2010 appeared.
In "The Spy Who Loved Me(1977)" of the 10th movie on the series is Egypt's "Memphis and its Necropolis -the Pyramid Fields from Giza to Dahshur" registered as World Cultural Heritage in 1979. Incidentally, the sea bed scene of this movie is the sea of ​​Okinawa in Japan, but on the movie it was near sea of ​​Sardinia.
In "Moonraker(1979)" of the 11th movie on the series, the canal and San Marco square appeared from "Venice and its Lagoon" mentioned above, and the waterfall of "Iguazú National Park" registered as World Natural Heritage in 1984. And, the ruins of "Tikal National Park" of Guatemala registered in World Complex Heritage in 1979 became the control base of the Space Shuttles. Bond escaped from a motor boat falling into the Iguazu Falls using a hang glider, and landing near Tikal ruins, but it become to a thing Bond had been thousands of kilometers flying in a few minutes.
In "For Your Eyes Only(1982)" of the 12nd movie on the series, the monastery of "Meteora" of Greece registered as World Complex Heritage in 1988, and Cortina d'Ampezzo of "The Dolomites" registered as World Natural Heritage in 2009, appeared. Also, in "Old Town of Corfu" registered as World Cultural Heritage in 2007, casino scenes were filmed at the Alexion palace built by the Empress Elisabeth of Austria on this island.
In "Octopussy(1983)" of the 13rd movie on the series, "Taj Mahal" of India registered as World Cultural Heritage in 1983 appeared. Just this year, another non-series a Bond movie "Never Say Never Again(1983)" was released too. in this movie, "Site of Palmyra" of Syria, which was registered as World Cultural Heritage in 1980 appeared, but as well known, this ruins were seriously damaged by ISIS.
In "A View To A Kill(1985)" of the 14th movie on this series, the Eiffel Tower appeared from "Paris, Banks of the Seine" registered in World Cultural Heritage in 1991.
"The Living Daylights(1987)" of the 15th movie on this series is "Palace and Gardens of Schönbrunn" registered in World Cultural Heritage in 1996, and "Historic Centre of Vienna" registered in World Cultural Heritage in 2001 appeared. Also, in Gibraltar which appeared at the beginning, in 2016 "Gorham's Cave Complex" is registered as a World Cultural Heritage.
In "Goldeneye(1995)" of the 17th movie on this series, "Historic Centre of Saint Petersburg and Related Groups of Monuments" registered in World Cultural Heritage in 1990 appeared. In "The World Is Not Enough(1999)" of the 19th movie on the series, Azerbaijan's "Walled City of Baku with the Shirvanshah's Palace and Maiden Tower" registered as World Cultural Heritage in 2000 appeared.
In "Casino Royale(2006)" of the 21th movie on the series, again the "Venice and its Lagoon" appeared. Incidentally, the casino of the title role was not France's Royal resort, but was Montenegro in the movie, but in fact it was filmed at the spa in Karlovy Vary in the Czech Republic. I think the Casino royale tour does not succeed in Montenegro.
In "Quantum of Solace(2008)" of the 22nd movie on the series, the "Historic Centre of Siena" registered as World Cultural Heritage in 1995 appeared.
In "Skyfall(2013)" of the 23rd movie on the series, "Maritime Greenwich" and "Palace of Westminster and Westminster Abbey including Saint Margaret’s Church" registered in World Cultural Heritage in 1987 appeared. Also, "Tower of London" and "Canterbury Cathedral, St. Augustine's Abbey, and St. Martin's Church" registered in World Cultural Heritage in 1988 appeared too. In addition, also Hashima Island of "Sites of Japan’s Meiji Industrial Revolution: Iron and Steel, Shipbuilding and Coal Mining" registered as a World Cultural Heritage Site in 2015 appeared as the "Dead City" of a Chinese territory.
In "Spectre(2015)" of the 24th movie on the series is "Blenheim Palace" and "Historic Centre of Mexico City and Xochimilco" registered as World Cultural Heritage in 1987 appeared.
As you can see, in many places already there is international recognition before registration, which has only been strengthened further by World Heritage registration. is that not gained popularity by  branding of the World Heritage.

【国民総所得】GNI

 2013年に安部首相は、10年間でGNI(総国民所得)を150万円増やすという目標を掲げていたが、近頃とんと言わなくなった。野党共ども忘れ去られたようである。
 GNIとは、海外からの利子や配当所得と海外へ の利子・配当支払いの差額をGDPに足したもの で、個人所得、間接税、企業所得、企業の設備 や個人の住宅の減価償却なども含まれる。
 世界銀行の最も新しい『1人当たり国民総所得2016』によると、日本のランキングは34位、1人当たりGNIは37,930米ドルだった(インフレ率を勘案した購買力平価方式だと35位)。つまり100万円前後の下落率である。ちなみに、2011年は14位だった。この年が45,190米ドルで、2012年が47,830米ドル。2013年が46,330米ドルで、2014年が42,000米ドル。そして、2015年が36,828米ドルだ。2016年は37,930米ドルとなった。
 2016年のランキングは以下の通り。タックスヘイブンが上位国に多い事が分かる。また、『一人あたり』と言う事は人口が少ないほど有利だ。ちなみに名目GNIでは1位は米国、2位が中国、3位が日本である。

1、モナコ 2、リヒテンシュタイン 3、チャネル諸島 4、バミューダ 5、マン島 6、ノルウェー 7、スイス 8、ジブラルタル 9、ルクセンブルク 10、中国領マカオ
11、カタール 12、デンマークとアイスランド 14、米国 15、ケイマン諸島 16、スウェーデン 17、オーストラリア 18、シンガポール 19、アイルランド 20、フェロー諸島
21、オランダ 22、オーストリア 23、フィンランド 24、ドイツ 25、カナダ 26、中国領香港 27、英国 28、ベルギー 29、アラブ首長国連邦 30、--- 
31、--- 32、ニュージーランド 33、フランス 34、日本

Prime Minister Abe had set a goal to increase total national income (GNI) by 1.5 million JPY in 10 years in 2013, but recently it ceased to said. and it is seems that stupid opposition party has also been forgotten.
GNI is what added the balance of payments of interest and dividends from overseas, to the GDP. and also included Personal income, Indirect tax, Corporate income, Corporate capital, Depreciation and amortization of individual houses.
According to the newest of the World bank's "Gross national income per capita 2016", the ranking in Japan is ranked 34th and the per capita GNI per capita was 37,930 USD. (If based on PPP taking inflation rate into account is 35th.) That's, it is a decline rate of around 1 million JPY. Incidentally, it was 14th in 2011. im this year 45,190 USD. in 2012 47,830 USD. in 2013 46,330 USD. in 2014 42,000 USD. and, in 2015 36,828 USD. in 2016 was 37,930 USD.
The ranking in 2016 is as follows. It will see well that tax-haven country are many in the top countries. In addition, saying "per capita" is advantageous as the population is smaller. Incidentally, in nominal GNI, 1st is the United States, 2nd is China, and 3rd is Japan.

1, Monako 2, Liechtenstein 3, Channel Islands 4, Bermuda 5, Isle of Man 6, Norway 7, Switzeriand 8, Gibraltar 9, Luxembourg 10, Macao SAR China
11, Qatar 12, Denwark and Iceland 14, United States 15, Cayman Islands 16, Sweden 17, Australia 18, singapore 19, Ireland 20, Faroe Islands
21, Netherlands 22, Austria 23, Finland 24, Germany 25, Canada 26, Hong Kong SAR,China 27, United Kingdom 28, Belgium 29, United Arab Emirates 30,---
31,--- 32, New Zealand 33, France 34, Japan

【12月の国際収支】December's Balance of payments

 2/8、日本の財務省は12月の経常収支(速報)を公表した。これにより年次の数字は出揃った。12月の経常収支は7,972億円の黒字である。
 このうち、旅行収支は1,788億円で、貿易収支は5,389億円の黒字。貿易輸出額は7兆2715億円で、輸入額は6兆7326億円。旅行収支は受取が3491億円で、支払が1702億円である。
 また、海上旅客は受取が1億円、支払が8億円で▲7億円。航空旅客は受取が310億円、支払が631億円で▲320億円だ(四捨五入の為に合計に合わない場合がある)。
 JNTOによると、この月のインバウンドは2,521,300人、アウトバウンドは1,469,000人(どちらも速報値)である。

On February 8, Japan's Ministry of Finance announced the provisional balance of payments of December (Preliminary). by this the numbers of this year is completed. the Current account balance in December is a surplus of 797.2 billion JPY.
Among them, the Travel Balance is surplus of 178.8 billion JPY, and the Trade Balance is 538,9 billion JPY. the exports are 7.2715 trillion JPY, and the imports are 6.7326 tillion JPY. the credit of the Travel balance is 349.1 billion JPY, and the debit was 170.2 billion JPY.
And, the credit of the Sea passenger is 100 million JPY and the debit is 800 million JPY for ▲700 million JPY. the credit of the Air passenger is 31 billion JPY and the debit is 63.1 billion JPY for ▲32 billion JPY. (Totals may not add due to rounding.)
According to JNTO, the Inbound for this a month was 2,521,300 people, and Outbound was 1,469,000 people. (both preliminary)

[経常収支/国際収支 ]Current Account Balance / Balance of Payments

         Jan.   655
         Feb.28,136
         Mar.29,077
         Apr.19,519
         May 16,539
         Jun. 9,346
         Jul.23,200
         Aug.23,804
         Sep.22,712
         Oct.21,764
         Nov.13,473
         Dec. 7,972
         
[経常収支の内訳]Breakdown of the Current Account Balance

○貿易収支 Trade        ○サービス収支 Services
  Jan.▲8,534      Jan.▲2,357
  Feb.10,768      Feb.  ▲639
  Mar. 8,655      Mar. 1,804
  Apr. 5,536      Apr.▲2,947
  May ▲1,151      May    421
  Jun. 5,185      Jun.  ▲499
  Jul. 5,666      Jul.▲2,373
  Aug. 3,187      Aug.   202
  Sep. 8,522      Sep.  ▲758
  Oct. 4,302      Oct.  ▲344
  Nov. 1,810      Nov.   417
  Dec. 5,389      Dec.▲2,045
  
○第一次所得収支 Primary Income ○第二次所得収支 Secondary Income
  Jan.12,655      Jan.▲1,108
  Feb.19,751      Feb.▲1,745
  Mar.21,951      Mar.▲3,333
  Apr.18,480      Apr.▲1,551
  May 19,243      May ▲1,973
  Jun. 5,072      Jun.  ▲412
  Jul.21,470      Jul.▲1,563
  Aug.22,385      Aug.▲1,970
  Sep.17,025      Sep.▲2,077
  Oct.19,405      Oct.▲1,608
  Nov.13,298      Nov.▲2,052
  Dec. 6,148      Dec.▲1,520
 
[サービス収支の内訳]Breakdown of the Service Balance

○トランスポート Transport   ○トラベル Travel
  Jan.  ▲669      Jan. 1,513
  Feb.  ▲534      Feb.   897
  MAr.  ▲577      Mar.   788
  Apr.  ▲395      Apr. 1,779
  May   ▲358      May  1,272
  Jun.  ▲378      Jun. 1,343
  Jul.  ▲528      Jul. 1,560
  Aug.  ▲596      Aug.   927
  Sep.  ▲626      Sep. 1,002
  Oct.  ▲677      Oct. 1,601
  Nov.  ▲629      Nov. 1,485
  Dec.  ▲676      Dec. 1,788
  
       ○その他サービス Other Services
         Jan.▲3,202
         Feb.▲1,001
         Mar. 1,593
         Apr.▲4,331
         May   ▲493
         Jun.▲1,463    
         Jul.▲3,405
         Aug.  ▲129
         Sep.▲1,135
         Oct.▲1,258
         Nov.  ▲439
         Dec.▲3,157

[トランスポートの内訳]Breakdown of the Transport

○海上旅客 Sea Pasenger     ○海上貨物 Sea Freight
  Jan.    ▲6      Jan.   476
  Feb.   ▲11      Feb.   402
  Mar.    ▲9      Mar.   643
  Apr.   ▲11      Apr.   578
  May    ▲10      May    620
  Jun.   ▲12      Jun.   648
  Jul.    ▲6      Jul.   709
  Aug.    ▲5      Aug.   551
  Sep.    ▲3      Sep.   546
  Oct.   ▲10      Oct.   439
  Nov.    ▲9      Nov.   493
  Dec.    ▲7      Dec.   320
 
○航空旅客 Air Passenger     ○航空貨物 Air Freight
  Jan.  ▲394      Jan.    49
  Feb.  ▲447      Feb.    47
  Mar.  ▲474      Mar.    52
  Apr.  ▲263      Apr.    59
  May   ▲415      May     66
  Jun.  ▲414      Jun.    71
  Jul.  ▲552      Jul.    54
  Aug.  ▲519      Aug.    55
  Sep.  ▲454      Sep.    59
  Oct.  ▲407      Oct.    44
  Nov.  ▲374      Nov.    51
  Dec.  ▲320      Dec.     6

(単位:億円 Unit:100 million JPY)

 ところで、2017年の1月から12月までの経常収支は21兆8742億円となり、前年度に比べ1兆5321億円増加した。円安のおかげもあって、第一次所得収支が前年よりも1兆6386億円ふえた為である。
 しかし、貿易収支は4兆9,308億円で、前年よりも5,943億円減少。一方、旅行収支は前年よりも4360億円増えて、1兆7626億円となった。受取は3兆8137億円、支払は2兆0511億円である。(いすれも速報値)
 やはり、日本の景気回復はフェイクだ。
 日本の財務省は9日、国債、借入金、政府短期証券の合計額が、2017年の12月末で1085兆7537億円になったと発表した。

By the way, the Current account balance from January to December 2017 became to 21.8742 trillion JPY, an increase of 1.5321 trillion JPY from the previous year. this is because the Primary income balance increased by 1.6386 trillion JPY over the previous year, for contribution also of the depreciation of the yen.
However, the Trade balance was  4.9308 trillion JPY, decreased by 594.3 billion JPY compared with the previous year. On the other hand, the Travel balance was 1.7626 trillion JPY, an increase of 436 billion JPY from the previous year. the Credit is 3.8137 trillion JPY, and the Deposit is 2.0511 trillion JPY. (both preliminary)
As I thought, the economic recovery in Japan is fake.
Japan's Ministry of Finance announced on 9th, that the debt of the country totaling government bonds, borrowings, and government short-term securities totaled 1085.7537 trillion JPY at the end of December 2017.

【改正旅館業法】Revised Ryokan Business Law

 改正旅館業法の施行期日が、住宅宿泊事業法(民泊新法)と同じ、6/15に決まった。これにより、これまで別々だった旅館とホテルの営業種別が『旅館・ホテル営業』に統合され、違法民泊などの無許可営業の取り締まりも強化される。今後、合法民泊は、簡易宿所か、国家戦略特区にある認定物件、あるいは新法に則した民泊物件に限定される事になる。
 この改正旅館業法では、無許可営業者に対する都道府県知事などによる報告徴収、立ち入り検査の権限を規定している。無届けの違法民泊などは、旅館業法上の無許可営業となり、その罰金の上限額は現行の3万円から100万円へ、他の違反の罰金も2万円から50万円へと大幅に引き上げられる。
 また、現行のホテル営業で10室、旅館営業で5室とされている最低客室数の基準を撤廃し、1室からでも営業可能となる。この1室の最低床面積は7平方メートル以上、ベッドを置く場合は9平方メートル以上と規定されている。だが、客室、浴室、トイレ、採光・照明などの基準は緩和され、フロントデスクの長さが1.8メートル以上といった寸法などの規定は撤廃される。さらに、宿泊客の本人確認、出入りの状況の確認などに支障をきたさないことを条件に、玄関帳場・フロントを設置しないことも認めている。ただし、以下のすべてを満たす必要がある。

①事故発生などの緊急時に迅速な対応がとれる態勢が整備されていること(宿泊者の求めに約10分程度で職員が駆け付けられる態勢を想定)
②ビデオカメラなどによる鮮明な画像で宿泊者の本人確認や出入りの状況の確認が常時可能なこと
③鍵の受け渡しが適切に行われること(必ずしも手渡しの必要はない)

 また、宿泊者名簿に関するルールも変わる。作成した宿泊者名簿の保存期間は、現行の『3年以上』から『3年』に変更。宿泊者名簿の正確な記載に必要となる本人確認では、対面と同等の手段として、テレビ電話やタブレット端末などのICT-情報通信技術を活用した方法も認める。条件は以下のとおりである。

①宿泊者の顔、旅券が画像で鮮明に確認できる
②当該画像が施設の近傍から発信されていることが確認できる

 厚生労働省が2017年3月に発表した調査データによれば、現行法に適合した民泊物件は全体のわずか16.5%だった。狭い国土の中で、日本の旅館やホテルが長年培ってきた安心安全の為の諸条件をクリアした施設の増加が期待される。

The effective date of the Revised Ryokan Business Law became June 15 of the same as Private Lodging Business Law. As a result, the hotel or ryokan business which was divided up until now will be integrated into the "ryokan / hotel business", and crackdown on unauthorized business such as illegal the private lodging business will also be strengthened. From now on, the legitimate private lodging business would be limitnd to the budget hotels, and certified businesses in the national strategic special zones, or private lodging business based on the new law.
In this revised ryokan business law, the prefectural governor and others have stipulated the authority to listen on unauthorized business operators, and the authority for on-site inspection was stipulated. a unauthorized private lodging business become unauthorized business under in the ryokan business law. the maximum amount of the fine will be raised from the current 30,000 JPY to 1 million JPY, and fines for other violations will also be raised significantly from 20,000 JPY to 500,000 JPY.
Also, revised ryokan business law, it will eliminate the standard of the minimum number of rooms which is said to be 10 rooms in current hotel business and 5 rooms in ryokan business, and it will be possible to operate even from one room. the minimum floor area of ​​this one room is specified as 7 square meters or more, when putting the bed, it is specified as 9 square meters or more. however, standards such as guest rooms, bathrooms, toilets, lighting and lighting are eased, and many regulations such as dimensions the length of the front desk being 1.8 meters or more etc. are also eliminated. Furthermore, on condition that there is no problem in checking the identity of the guest or checking the status of entering/leaving, un-establishment of a cashier and a front desk is also allowed. however, it is necessary to satisfy all of the following.

①It will respond promptly in the event of an emergency such as accident occurrence. (It is assumed that the staff can rush in about 10 minutes)
②It is possible to confirm the identity of the guests and check the status of entering/leaving at any time with a clear image by a video camera or the like.
③The key is surely handed over. (There is no necessity for personal delivery)

In addition, the rules of the guest list have also been fixed.
The preservation period of the guest list created changes from the current "three years or more" to "three years". In identity confirmation which is necessary for accurate description of the guest list, the method which utilizes the ICT-information communication technology such as the videophone and tablet terminal as the same means as face to face is also acceptable. the requirements are as follows.
The preservation period of the guest list created changes from the current "three years or more" to "three years". in identity confirmation which is necessary for accurate description of the guest list, the method which utilizes the ICT-information communication technology such as the videophone and tablet terminal as the same means as face to face is also acceptable. the requirements are as follows.

①To be able to clearly confirm the face of the guests and passport with images.
②To be able to confirmed that the image is being transmitted from the vicinity of the facility.

According to survey data released by the Ministry of Health, Labor and Welfare in March 2017, private lodging business conforming to the existing law was only 16.5% of the total. Among the narrow national land, it is expected that the number of facilities that can clear the conditions for comfort and safety cultivated by Japanese ryokans and hotels over many years will be increased.

【投資目的のプロパガンダ・ニュース】A propaganda news for investment purpose

 2/7のチャイナプレスによると、2017年に海外へと観光に出掛けた中国人は、前年同期比7%増の1億3051万人/回で、海外から中国への訪問客は、前年同期比比0.8%増の1億3948万人/回との事である。
 だが、鵜呑みは危険だ。2016年の中国への訪問客数を逆算すると1億3837万3015人だった事になるが、国連世界観光機関の統計によると、2016年の中国への観光客到着数は5927万人だったからである。厳密にいえば、この国連の数字は国際ルールに基づく、日帰り旅行客を除いた国境での国際観光客到着数である。ちなみに2015年は5688.6万人で、2014年は5562.2万人だった。
 また、チャイナプレスは、海外から中国への訪問客の消費額も前年同期比2.9%増の1234億ドルだとしている。こちらも逆算すると、2016年は1199億2225万ドルだったことになるが、国連世界観光機関の統計によると、2016年の中国の国際観光収入は444億3200万ドルだった。2015年は449億6900万ドル、2014年は440億4400万ドルだ。
 中国は先月、香港、チベット、台湾を国家扱いした外資系ホテルや航空会社、企業に対し、HPの訂正と謝罪を要求していた。それなのに、プロパガンダ・ニュースの上では、これらの国を外国扱いしている。不誠実だ。
 したがって、EUROSTAT等の世界的な統計機関は、中国の金融統計や貿易統計も精査すべきである。この矛と盾は超高速取引のAIにとっても極めて危険だからだ。

According to the China Press on February 7, the Chinese who went to sightseeing overseas in 2017 increased by 7% to 130.51 million people/times, and the number of visitors from overseas to China increased by 0.8% compared with the same period last year to 139.48 million people/times.
However, although it is not a fake, it is not the truth either. If this back calculating, the number of visitors to China in 2016 would be 138.73 million 3015 people, but UNWTO statistics show that the number of International tourist arrivals in China in 2016 was 59.27 million people.
Strictly speaking, this UN's number is the number of international tourists arriving at the border excluding day trip travelers, in accordance with a international rules. Incidentally, it is 56.886 million people in 2015, and in 2014 it was 55.622 million people.
In addition, the China Press also said, that the consumption of visitors from overseas to China also increased by 2.9% compared with the same period last year to 123.4 billion USD. Again about this too, it 119.2225 billion USD when calculated in reverse, but according to the statistics of the UNWTO, China's international tourism receipts in 2016 was 44.432 billion USD. It is 44.969 billion USD in 2015, and 44.044 billion USD in 2014.
In last month, China had requested correction and apologies of the website to the foreign-affiliated hotels and airlines and foreign companies, because there was treated Hong Kong, Tibet, Taiwan as a country. It is dishonest. notwithstanding, China treats these countries as foreign countries on the propaganda news.
Therefore, world statistical organizations such as EUROSTAT should carefully consider Chinese financial statistics and trade statistics too. because this contradiction is extremely dangerous also to HFT's AI.

【五輪の光と影】Light and shadow of the Olympics

 一昨年9月の時点では3兆円を超えるとしていた東京五輪の開催費。内外からの批判を受けた東京都では、昨年5月の時点で1兆3850億円までコストダウンするとした。だが、この大鉈(なた)も、招致時に掲げた予算の倍近い出費である事に変わりはなく、それに見合うだけの所謂『五輪効果』も示されてはいない。
 ただ、外資系の民泊サイトが『住宅宿泊施設事業法』が施行する前であっても次々上陸して来たことからみて、海外への情報発信量が増えた事は確かである。なにしろ、2011年の3月に福島第一原発が爆発して以来、海外における日本に関する話題といえば放射能汚染問題ばかりに偏っていたものが、2013年の9月に東京開催が決まったとたん、日本に対する関心はジャパネスクへと180度ターンしたのだ。五輪招致はこの負のイメージを覆した点では奏功したといえよう。
 とはいえ、五輪開催によって経済成長率が飛躍的に上がるわけではないし、投資に見合うだけのインバウンドがあるとも限らない。国連世界観光機関のデータによると、リオ五輪が開催された昨年のブラジルへの年間インバウンド数は前年よりも27万2000人増えただけ、ロンドン五輪が開催された2012年の英国へのインバウンドも増えたのは9万人にとどまり、北京五輪が開催された2008年の中国へのインバウンドは、実に167万1000人もの減少を記録している。そして、アテネ五輪が開催された2004年のギリシャへのインバウンドも65万6000人の減少だった。当時の国連データによると、ギリシャへのインバウンドは五輪翌年からは再び右肩上がりに転じてはした。が、客単価は逆に下落傾向に陥り、2010年からは深刻な経済危機にも見舞われて、今も再建の途にある。2001年にユーロ経済圏に加盟したギリシャは、資金調達が容易になった事により国債を乱発し、インフラ整備等の五輪関連支出が当初の計画から倍増、89.1億ユーロ(約1兆円)にまで膨張したのだ。どうやら夏季五輪の施設は、ウインタースポーツ客に転用できる冬季五輪の施設とは違い、都市開催であるが故の『負の経済効果』があるようだ。
 振り返れば日本でも、1964年に開催された東京五輪の翌年から『証券不況(オリンピック不況)』に見舞われた。発端は、五輪による経済刺激効果がなくなった事だった。開催前年の1963年に1738件だった倒産件数は、開催年には二倍以上の4212件となり、翌65年には6141件を記録、サンウェーブ工業や日本特殊鋼、山陽特殊製鋼などが倒産した。そして、証券各社の決算も軒並み赤字となり、1964年に赤字となった山一證券では取り付け騒ぎが起きた。光が明るければ影も深いのだ。
 そもそも、大方にとっての夏季五輪とは、空調のきいた涼しい部屋で新型テレビで見るものである。五輪について、国内外に多くの懐疑論があることも事実だ。招致疑惑を追求しているフランス検察の動向も気になるところである。
 2/16朝のNHKニュースによると、シンガポールの汚職捜査局は、東京五輪招致疑惑で捜査を受けているシンガポールのコンサルティングの代表を起訴した。ガーディアン紙の報道によると、この容疑者は電通がJOCの会長に推薦した人物で、国際オリンピック委員会の委員だった国際陸上競技連盟のディアク前会長の息子の知人である。彼はこのディアク前会長の息子から2014年3月に振り込まれた約4400万円について、汚職捜査局に虚偽の説明をした罪に問われているのだ。
 とはいえ、公式スポンサーの一翼も担う日本の大手メディアは、盛り上げる事はあってもその逆はない。公的パートナーは『一業種一社』が原則であるにもかかわらず、日本では主要四紙が東京五輪の公的パートナーなのだ。余程の懸念でもない限り、いまさら五輪に異を唱える事もないだろう。
 ところで、訪日外国人観光客の中には、航空チケットや宿泊料金の高騰、厳重警戒や混雑などを嫌う向きも少なからずある。日本人観光客もテレビに釘付けになるため、国内観光も確実に減る。これは平昌冬季五輪を見ても明らかなのだが、という事は、2020年には全ての地域で行政の頑張りが求められる事になる。影に陥らない為にだ。
 地方自治体における集客対策としては、今から海外に向けて地域情報を発信し、開催期間中であっても滞在することを勧める必要がある。民間施設の頑張りだけでは無理があるからだ。例えばパブリック・ビューイング等で観戦してもらうといった、具体的な独自集客アイデアも考えて然るべきである。

In September two years ago, a cost calculation of the Tokyo Olympics it will exceeded 3 trillion JPY. In Tokyo, which was criticized from inside and outside, it said as of May last year be lower the cost until 1.388 trillion JPY. But it is still over twice the original budget. moreover, also the so-called "Olympic effect" against it is not shown.
However, it is certain that the number of information sent abroad has increased as the residential accommodation's matching sites by foreign-owned have landed one after another even before the " Private lodging business law" is enforced. Anyway, as the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant exploded in March 2011, the news of Japanese relations was biased towards radioactive contamination problems. however, in September 2013, as soon as the held in Tokyo will decided, interest in Japan turned 180 degrees to the Japanesque. It can be said that inviting the Olympics was a success in reversing the negative image.
However, by the holding of the Olympics does not mean that the economic growth rate will rise dramatically, and there is not necessarily is not enough also inbounds. According to the data of UNWTO, the annual number of inbounds to Brazil last year when the Rio de Janeiro Olympics was held has only increased 272 thousand more than the previous year.  the London Olympics held the inbounds to the UK of 2012 has only increased by 90 thousand. the 2008 inbounds to China where the Beijing Olympics was held has recorded a decrease of 1.67 million. And, the inbounds to Greece in 2004 when the Athens Olympics was held is also a decrease of 656 thousand.
According to UN's data at the time, the inbounds to Greece began to rise again from the following year after the Olympics. however, expenditure per customer is on a downward trend, and since 2010 it has been in the midst of a serious economic crisis and is still in the process of rebuilding. Greece, which joined the euro economic zone in 2001, issued a large number of government bonds as funding became easier. as a result, Olympic spending such as infrastructure development doubled from the initial plan and expanded to 8,910 million euros. unlike the winter Olympic facilities that can be diverted to winter sports customers, the summer Olympic facilities to be held in big cities seem to have a "negative economic effect".
Looking back, also in Japan suffered from "securities-olympics-recession" the year after the Tokyo Olympics held in 1964.
The origin was that the economic stimulus effect by the Olympics has disappeared. the number of bankruptcies which was 1738 cases in 1963 the previous year held, but it was more than doubled to 4212 cases in the Olympics year, and in 1965 is 6141 cases were recorded. such as "Sunwave Kougyo", "Nippon Tokushu-ko","Sanyo Tokushu Seiko" went bankrupt. And, the securities companies' financial results also gained deficit, and mounting confusion occurred in Yamaichi Securities which became a deficit in 1964. the shadow is deep too if the light is bright.
In the first place, for most people the summer Olympics is what you see on a new TV in a room with air conditioning. regarding the Olympics, it is also true that there are many skepticism both at home and abroad. also to progress of bribery investigation by the French prosecution is concerned.
According to the NHK news on February 16 morning, Singapore's corruption investigation office indicted a representative of a consulting firm in Singapore who is under investigation due to alleged the corruption of the Tokyo Olympics. according to The Guardian's report, this suspect is said to be the person Dentsu recommended to the chairman of JOC. this Representative is an acquaintance of the son of Mr. Diak, former president of the International Athletics Federation, a member of the IOC. He is accused of explaining the lie to the corruption investigation bureau about about 44 million JPY which was transferred from the son of former Chairman Diak in March 2014.
However, the major Japan's medias, which is also a member of the official sponsor, will never report negative news. In Japan, despite the official partner is "one company, in one industry", the four major newspaper companies are the official partner of the Tokyo Olympics. It would be impossible to stop no longer, unless it is such as great concern etc. perhaps. It as not to fall into the shadow.
By the way, many foreign visitors to Japan are no likes to rising ticket prices and accommodation rates, severe vigilance and congestion. In addition, also Japanese tourists are viewing television, so domestic tourism will decrease. This is clear even if you look at the Pyeongchang Winter Olympics, but that means that in 2020 the government's efforts will be required in all areas.
As a regarding measure to attract guests in local governments, it is now necessary to disseminate regional information to overseas and encourage them to stay even during the holding period. because is impossible to do just by efforts at private facilities only. For example, local governments should consider concrete individual attraction ideas such as watching by the public viewing.
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